1 つのアプリだけ使える端末にしたい

受付・POS・サイネージ・現場用端末など、特定のアプリ 1 つだけが動く ようにロックダウンする方法です。 他のアプリやシステム設定にユーザーが触れない、堅牢な「キオスク端末」を作れます。

受付カウンターに設置された Android タブレットが業務アプリのみを表示し、他のアプリは無効化されているアイソメトリック図
単一アプリのキオスク端末のイメージ。

こんなときに使います

  • クリニックや店舗の受付タブレット(受付業務アプリだけ起動)
  • レジ・POS 端末(決済アプリだけ起動)
  • デジタルサイネージ(コンテンツ表示アプリだけ起動)
  • 現場の作業端末(業務専用アプリだけ起動)

基本手順

    1

    キオスクにしたいアプリのパッケージ名を確認する

    キオスクにロックするアプリの パッケージ名(例:com.android.chrome)を確認しておきます。 Google Play ストア上のアプリ URL https://play.google.com/store/apps/details?id=… の id= 以降がパッケージ名です。

    2

    新規ポリシーを作成する

    /policies から「新規ポリシー作成」を押し、用途が分かる ID(例:kiosk-reception)を付けます。

    3

    「キオスクモード」セクションでアプリを追加する

    編集画面のキオスクモードセクションで「カスタムランチャーを有効化」を ON にし、アプリ一覧に対象アプリのパッケージ名を追加します。 インストール種別は FORCE_INSTALLED(強制インストール)を選択してください。

    許可アプリケーションパネル。アプリ未登録の空状態と右上の「+ 追加」ボタン
    キオスクモードセクションの許可アプリケーション欄。「+ 追加」ボタンから対象アプリを登録します。
    4

    「一般設定」セクションを構成する(推奨)

    キオスク用途では以下も併せて設定することを強く推奨します。

    • ステータスバーを無効化:通知バーから他機能に逃がさない
    • 工場出荷時リセットを無効化:端末を勝手に初期化されない
    • 音量調節を無効化:音量を固定したい場合
    • Play Store モード = ホワイトリスト:許可アプリのみ表示
    5

    ポリシーを保存し、端末に適用する

    保存後、新規端末を登録する際にこのポリシーを選択するか、既存端末のポリシーを差し替えます。 ポリシー変更は数分以内に端末側に反映されます。

詳細:Policy JSON 例

以下は Chrome ブラウザを単一アプリのキオスクにする最小構成の Policy JSON 例です。 上記の管理コンソール上の操作は、最終的に同等の JSON として Android 端末管理基盤に保存されます。

JSON

Chrome キオスク最小構成

{
  "kioskCustomLauncherEnabled": true,
  "applications": [
    {
      "packageName": "com.android.chrome",
      "installType": "FORCE_INSTALLED",
      "defaultPermissionPolicy": "GRANT"
    }
  ],
  "persistentPreferredActivities": [
    {
      "receiverActivity": "com.android.chrome",
      "actions": ["android.intent.action.MAIN"],
      "categories": [
        "android.intent.category.HOME",
        "android.intent.category.DEFAULT"
      ]
    }
  ],
  "statusBarDisabled": true,
  "factoryResetDisabled": true,
  "playStoreMode": "WHITELIST"
}

各フィールドの詳細仕様は キオスクモードリファレンス を参照してください。

運用上の注意点

アプリのクラッシュ時の挙動

キオスクアプリがクラッシュした場合、Android は通常はアプリを自動再起動します。 ただし繰り返しクラッシュする場合、ユーザーが回復手段を持たないため、業務継続性のためにアプリ側の堅牢性を十分に確保してください。

複数アプリを許可する場合

キオスクモードは 1 つのアプリだけでなく、複数アプリを許可することもできます。 その場合は applications に複数のパッケージを並べ、 persistentPreferredActivities でホームになるアプリを 1 つ指定します。

工場リセット無効化の解除

管理コンソールから端末を削除(ワイプ)するコマンドを送れば、工場リセット無効化があっても端末を初期化できます。 運用変更時にキオスク解除が必要になった場合は、ポリシーから工場リセット無効化を OFF にしてください。

関連ドキュメント

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