Android 端末を登録する

AXROID に Android 端末を登録するには、管理コンソールで QR コード を発行し、端末側でそれをスキャンします。 数分でセットアップが完了し、ポリシーが自動適用されます。

ノート PC に表示された QR コードを Android スマートフォンがスキャンし、ポリシーが配信されるアイソメトリック図
QR コードを使った端末登録の全体像。

事前に必要なもの

  • AXROID で Enterprise を接続済み であること
  • 適用したい ポリシーが 1 つ以上作成済み であること
  • 登録対象の Android 端末(Android 6.0 以降を推奨。エンタープライズデバイス機能の利用は Android 7.0 以降が安定)
  • 端末側のインターネット接続(セットアップ時に Wi-Fi 接続を行います)

GMS 非搭載端末について

AXROID の端末登録は Google Mobile Services(GMS)を利用した仕組みのため、GMS を搭載していない端末(一部の POS 専用端末など)は現時点では非対応です。

「フルマネージド」と「ワークプロファイル」の違い

Android のエンタープライズ登録には、大きく分けて 2 つの方式があります。 AXROID が前提としているのは「フルマネージド」方式であり、 本ガイドで案内している QR コードによる登録手順(パターン A・B とも)はすべてこの方式です。 違いを理解しておくことで、意図しない登録によるトラブルを避けられます。

項目 フルマネージド ワークプロファイル
管理の範囲 端末全体 端末内の「仕事用」領域のみ。個人領域・個人アプリには一切影響しません
主な用途 会社が端末そのものを所有・貸与する運用(社用端末) 個人所有の端末を業務にも使う運用(BYOD)
パスコード必須化・リモートロック・完全初期化 端末全体に適用できます 仕事用領域のみが対象で、端末全体には適用できません
登録できるタイミング 工場出荷状態(初期化直後)からのみ セットアップ済みの端末に、後から追加できます
AXROID での対応状況 対応(本ガイドの手順) 現時点では正式サポートしていません

使用中の端末で登録すると、意図せずワークプロファイルとして登録されてしまうことがあります

セットアップ済みの端末で「設定 → Google → 仕事用プロファイル → スキャン」等の画面から AXROID の QR コード/登録コードを読み込むと、 端末を初期化しなくても登録自体は完了してしまいます。しかしこれはフルマネージドではなく、ワークプロファイルとしての登録です。

この状態になると、管理コンソール上は登録済み・ポリシー適用済みのように表示されますが、実際には 端末全体は管理下に置かれておらず、パスコードの必須化・リモートロック・完全初期化など、端末全体に関わるポリシーの一部は反映されません。 「登録できているので保護されている」と誤解されませんようご注意ください。

誤ってワークプロファイルとして登録してしまった場合

  1. /devices の管理コンソールから、該当デバイスを一度除外してください。
  2. 端末を初期化(工場出荷状態にリセット)してください。
  3. 本ガイド下記の「パターン A:工場出荷状態の端末を登録する」の手順に従って、工場出荷状態から登録し直してください。

A 工場出荷状態の端末を登録する

新品、または初期化済みの端末は、最初の「ようこそ」画面から AXROID 管理下にセットアップできます。 一番スムーズな登録方法です。

    1

    管理コンソールで QR コードを発行する

    管理コンソールの /devices ページを開き、 「端末を追加」ボタンから登録パネルを開きます。適用するポリシーを選択して「QR コードを生成」を押します。

    デバイス管理ページの空状態。中央にスマートフォンの線画アイコンと「登録済みのデバイスはありません」テキスト
    端末未登録の /devices 画面。「登録済みのデバイスはありません」と表示され、右上に「デバイスの登録 (QR)」ボタンが現れます。
    新規デバイスの登録モーダル。中央に QR コード、その下に「ポリシー: policy_1」表示と「再生成」「印刷」ボタン
    新規デバイスの登録モーダル。ポリシーを選択し QR コードで端末を登録します。

    QR コードの有効期限

    生成された QR コードには有効期限があります。期限切れの場合は同じ画面から再発行してください。
    2

    端末側の「ようこそ」画面で 6 回タップする

    工場出荷状態の Android 端末の電源を入れ、最初の「ようこそ」画面で 画面のどこか 1 ヶ所を 6 回連続でタップ します。 QR コードスキャナー機能が起動します。

    Android 端末の「ようこそ」画面で 6 回連続タップして QR コードスキャナーが起動した状態のイメージイラスト
    端末側のスキャナー起動画面(イメージ図)。

    メーカー・機種による差異

    一部の機種では「ようこそ」画面でのタップ回数や場所が異なる場合があります(例:画面中央を 7 回タップ、特定の角を 4 回タップ等)。 機種ごとの詳細は、メーカーのマニュアルもあわせてご参照ください。
    3

    Wi-Fi に接続する

    スキャナー機能の起動前に Wi-Fi 設定を求められる場合があります。 インターネットに接続できる Wi-Fi に接続してください。

    4

    QR コードをスキャンする

    カメラが起動したら、管理コンソールに表示された QR コードを画面に映してスキャンします。 スキャンが完了すると、自動的に必要なアプリのダウンロードとセットアップが始まります。

    Android 端末がポリシーや業務アプリのダウンロード・適用を行っている「セットアップしています」進行中画面のイメージイラスト
    プロビジョニング中の「セットアップしています」画面(イメージ図)。
    5

    セットアップ完了を待つ

    ネットワーク速度にもよりますが、おおよそ 5〜15 分 でセットアップが完了します。 完了すると、ポリシーで指定された業務アプリやランチャーが起動した状態になります。

    Android 端末のセットアップ完了後、業務アプリのアイコンが整列して並ぶホーム画面のイメージイラスト
    セットアップ完了後のホーム画面。業務アプリが表示されています(イメージ図)。
    6

    管理コンソールで端末を確認する

    /devices の一覧に登録された端末が追加され、 機種名・OS バージョン・最終チェックイン時刻などが表示されます。

    デバイス一覧テーブル。3 行(Xperia 1 VI / Galaxy S24 / Pixel 8)の登録済み端末が表示され、いずれも稼働中ステータス
    登録完了後の端末一覧。デバイス名・モデル・シリアル番号・適用ポリシー・登録日・ステータスが表示されます。

B 既に使用中の端末を登録する

既に使用中の端末を AXROID 管理下に置くには、端末を 初期化(工場出荷状態にリセット) する必要があります。 端末内のデータは消去されるため、必ずバックアップを取ってから進めてください。

重要:端末内のデータはすべて削除されます

初期化を行うと、端末内に保存されたアプリ・写真・連絡先・アカウント情報・SD カード内データ等がすべて削除されます。 必要なデータは、外部ストレージや Google アカウントへのバックアップを必ず実施してください。
    1

    端末内のデータをバックアップする

    写真・動画・連絡先・メモ等の個人データを、Google ドライブ/Google フォトや PC へのコピー等の方法でバックアップします。

    2

    端末を初期化する

    端末の「設定」→「システム」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(工場出荷時リセット)」を実行します。 メニュー構造はメーカー・OS バージョンにより異なります。

    3

    工場出荷状態の手順(パターン A)を実行する

    リセット完了後は、上記の パターン A の手順 を最初から実施します。

トラブルシューティング

QR コードがスキャンできない

以下をご確認ください:

  • 画面の明るさが十分か(暗いと読み取りにくい)
  • QR コードと端末カメラの距離(適度に近づける)
  • QR コードの有効期限(切れていれば再発行)
  • 端末を一度再起動し、最初からやり直す
セットアップが途中で止まる

最も多い原因は ネットワーク接続不安定 です。 別の Wi-Fi に接続して再試行してください。 Wi-Fi の電波が弱い場合や、特定のドメインがブロックされている場合に失敗することがあります。

「QR コードを生成」ボタンが押せない/上限到達と表示される

契約プランの管理デバイス数上限に達している可能性があります。 /plan から契約プランをご確認のうえ、 必要に応じて プランの変更 を行ってください。

端末を初期化しないで登録したい

業務 BYOD 用途で「個人領域はそのままに、業務領域だけ管理下に置く」構成(ワークプロファイル)を、 AXROID は現時点で正式サポートしていません。

端末側の「設定 → Google → 仕事用プロファイル」等の操作からであれば、技術的には登録自体が成立してしまう場合がありますが、 その場合は端末全体を管理下に置くことができず、パスコードの必須化やリモートロックなど、本来意図した保護の多くが反映されない状態になります。 詳しくは上記「『フルマネージド』と『ワークプロファイル』の違い」をご参照ください。

本ガイドでは、端末全体を管理する フルマネージド 方式の手順を案内しています。 ワークプロファイル方式が必要な場合は お問い合わせフォーム よりご相談ください。

関連ドキュメント

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